他者信頼にはガマンが必要!?
不完全な自分と相手を受け入れる、というのが難しいです
佐藤さん、さっそく実践されたのですね!
はい。でも、スタッフの失敗や指導が必要な場面でも、グッとガマンして叱ってはいけない、ということですか?
前回お伝えした他者信頼についてご質問をいただきました。
その前に、おさらいです
他者信頼とは、読んで字の如く、
自分以外のひとを信頼する
ということ。
不完全な自分を受け入れたのと同じく、
相手もまた、不完全な存在だと認識した上で、関係を築く。
これが大切。
…なんですが。
「不完全な自分と相手を受け入れる、ということは、
例えばスタッフの失敗や指導が必要な場面でも、
グッとガマンして叱ってはいけない、ということですか?」
いいえ。
指導が必要な場合はしっかりと行っていく必要があります。
その際、気をつけたいのは、
指導する側が
「自分自身の感情に振り回されないこと」
です。
感情を脇に置いて伝えるコツ
どんなに正しい
相手にとって必要なことだとしても、
あなたの発言が感情に支配されているようでしたら
相手にはうまく伝わりません。
叱ろうとする時、相手に伝えたいことは何なのか。
怒りという感情をぶつけたいのか、
相手のせいでイライラしていることを仕返ししたいのか、
それとも、本当は相手の成長を願い、正しい方向に導きたいのか。
ここをしっかり見極めることが大切です。
その上で、相手のためにも自分のためにも
言ったほうがいいと思ったら、
真剣に、相手に伝わる言葉で、
自分の想いを伝えること。
これをアサーションといいます。
叱りたい時だけに使うものではなく、
人間関係で問題が発生した時にも使えるスキルです。
アサーションについては別の機会に
お伝えいたしますね!